シェアサロン「サロンビレッジ」FC本部が資金調達を実施

美容従事者向けシェアサロン「SALON VILLAGE(サロンビレッジ)」を運営する株式会社WBP(東京都中央区)は、株式会社ポーラ・オルビスホールディングス、岡三キャピタルパートナーズ株式会社、Chatwork株式会社CEO山本 正喜氏を引受先とする第三者割当増資を実施した。今回調達した資金は、事業成長のためのシステム開発及び店舗出店費用に充当される。

サロンビレッジは、初期費用ゼロで独立志望の美容従事者が、設備が備わっていて占有できる完全個室空間を提供している。2021年に銀座店をオープン移行、美容師・美容技術者からの問い合わせも多く獲得し、現在はフランチャイズ形式で銀座2号店、町田店、表参道店を出店、直営では原宿店を出店している。これらの店舗はほぼ満室の状況で稼働しており、サービスは順調に成長しているという。

フランチャイズについては、美容室オーナーや、空きテナント・遊休空間等の不動産を所有するオーナーであれば加盟することができるフランチャイズモデルになっている。

同社のプレスリリースによると、現在日本の美容室件数は26万件でコンビニの5倍規模になっており、オーバーストアの状態になっているという。一方で美容師やネイリスト・アイリスト・エステシャンなどは最終的に個人事業主として独立することが多く、厳しい修行期間を経て独立したとしても、苦戦する環境といえる。同社が運営するサロンビレッジは、そうした環境において、初期費用ゼロで1室を専有できるなど、美容従事者の独立リスクを低減させる側面も有しているようだ。

「サロンビレッジ」FC本部の株式会社WBP社長の山本 豊氏も美容師として20年間働いていた経験を有しており、今回の資金調達にあたり「大事な顧客様の為に一生懸命、美を追求し技術研鑽してきた美容師が、時代に合った働き方でリスクなく仕事を心から楽しむことができ、今よりもっと豊さを提供できる。そんな世界をサロンビレッジという事業を通して、我々美容師が主体となって作っていきますので、引き続き応援して頂ければ幸いです。」とコメント寄せている。

サロンビレッジ
https://www.salon-village.com/