ライフデザイン・カバヤ株式会社(岡山県岡山市)が運営するCLT建築のフランチャイズネットワークは、総加盟企業数が50社に達したと発表した。
CLTとは、ひき板(ラミナ)を並べた層を板の繊維方向が直交するように重ねて接着したパネルのこと。間伐材を大量に活用することができるため、日本林業の活性化が期待できるとして日本政府が2016年6月より推進している新建材。
ライフデザイン・カバヤは、このCLT建築を供給サポートするフランチャイズネットワーク本部「日本CLT技術研究所」を運営しており、2018年4月に発足、同年9月より加盟企業を募集していた。

CLTはメリットの反面、耐火規制への対応や、取り扱いの難しさが課題だった。2017年、日本CLT技術研究所は大学教育機関や民間企業らとCLTを使ったオリジナル工法を開発。2018年にはオリジナルCLTパネル工法専用の構造計算ソフトを開発し運用を開始した。
こうしたCLTに対するノウハウを活用したい企業が日本CLT技術研究所に加盟することで、オリジナル工法の使用が可能になるだけでなくCLT建築のためのサポートを受けることができる。
現在、加盟企業によりオリジナル工法を使って建設された建物は完工が12件、建設中のものを含めると20件にのぼる。日本CLT技術研究所ではカーボンニュートラルの実現に向け、2025年までに100社の加盟を目指している。
日本CLT技術研究所
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