2022.12.13 ニュース

やる気スイッチグループの一部株式を野村不動産HDが取得、評価額300億円

https://www.yarukiswitch-holdings.co.jp/

個別指導塾「スクールIE®」など7つのスクールブランドをフランチャイズ展開しているやる気スイッチグループホールディングスは、野村不動産ホールディングスと資本業務提携に合意したと発表した。

野村不動産HDは、やる気スイッチグループの既存株主であるアドバンテッジパートナーズのファンドから、発行済株式の9%を27億円で譲り受ける。今回の取引においける、やる気スイッチグループの評価額は300億円。

アドバンテッジパートナーズは2017年6月に、やる気スイッチグループの全株式を取得、株式上場を目指し第二創業に着手した。アドバンテッジパートナーズが設立した特別目的会社により同社の買収を行い、同じタイミングで創業者の松田正男氏も再出資、株式会社リンクアンドモチベーションも出資を行っている。

その後、2022年2月にサンリオが同社株式の10%(30億円)を取得、2022年3月には名古屋鉄道株式会社が1%を取得しており、その流れで今回の野村不動産HDも株主に加わることとなった。アドバンテッジパートナーズが全株取得した際に表明した株式上場に向け、上場後の安定株主・資本政策が進捗していると見られる。また名古屋鉄道はフランチャイズ加盟により「キッズデュオインターナショナル」の開校も行っており、今後の協業に期待が高まる。

やる気スイッチグループは現在、個別指導塾「スクールIE®」、知能育成(知育)と受験対策の幼児教室「チャイルド・アイズ®」、子ども向け英語・英会話スクール「WinBe®(ウィンビー)」、英語で預かる学童保育「Kids Duo®(キッズデュオ)」、幼児・小学生向けスポーツ教室「忍者ナイン®」、バイリンガル幼児園「キッズデュオインターナショナル(KDI: Kids Duo International®)」「アイキッズスター(i Kids Star®)」の7つのスクールブランドをフランチャイズなどで展開しており、国内外で2,000以上の教室、12万人以上の生徒を抱えている。

両社は今回の資本提携を通じ、野村不動産HDが展開している学童保育事業などのキッズ向け事業での協業や新しい幼児園の開発検討に着手、幼児教育サービスや商品の開発・提供、それらを活用した街づくりの付加価値向上に協同して取り組む。

具体的には、野村不動産HDによる仲介・保有する運営施設への出店、「メガロス」など同社が運営するフィットネス事業やキッズ向け事業との協業、野村不動産グループの海外開発事業との協業による海外事業の拡大などが期待される。

株式会社やる気スイッチグループホールディングス
https://www.yarukiswitch-holdings.co.jp/

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