株式会社タツミヤインターナショナル(本社:大阪府大阪市、代表者:小野 浩嗣)は、100年以上前の町家を日本の大工・職人の手で現代に蘇らせた宿泊施設「辰巳屋」のフランチャイズを、全国の地域企業・事業者向けに本格展開すると発表した。
本事業は、宿泊に加えて文化・体験・物販・輸出を組み合わせ、地域文化を世界と次世代へ発信する新しいビジネスモデルとして展開される。同社によると、事業背景には、旅行者が「単なる宿泊」ではなく、地域文化や歴史、職人技に触れる体験を求めていることがある一方で、そうした価値を提供できる施設が全国的に不足している現状があるという。
フランチャイズ展開は、大阪・天満で運営している「辰巳屋」で培った町家再生と文化体験型宿泊のノウハウを基に、地域文化発信拠点を全国へ広げるためとしている。対象とする加盟事業者は、地域資源を活用し観光分野への新規参入を検討している地域商社、空き家や遊休不動産の活用に課題を抱える不動産・建築関連企業、既存の宿泊業者、新ブランド導入を検討する民泊・旅館運営事業者、観光需要の取り込みを目指す飲食業・観光業の事業者、そして伝統や地域活性に共感するSDGs・地域貢献志向の企業などを挙げている。
辰巳屋フランチャイズの特徴として、100年以上前の町家を再生し、江戸や明治時代から受け継がれた建具を使用した唯一無二の空間であること、高価格帯プレミアム宿モデルとしての一棟貸し・完全プライベート空間・非日常性の追求、地域体験や特産品販売、別荘販売など複数の収益源による宿泊+αの収益構造、そして施工から開業後までをフランチャイズ本部が伴走支援を行い、マーケティング戦略や集客支援も実施する点が挙げられている。



加盟パッケージは、加盟金が150万円〜300万円、ロイヤリティが売上の10%、工事費が1,000万円〜2,500万円程度(施設規模、詳細による)となっている。事業再構築補助金、中小企業新事業進出補助金、空き家活用補助金などの活用により、初期費用の抑制も可能としている。
収益モデルとしては、開業3か月目以降に1泊5万円~の価格設定で稼働率85%以上が目指せるとしている。また、地域の飲食店・体験事業者との連携による観光消費の拡大、高品質なサービスとブランド価値による安定経営もメリットに挙げられている。フランチャイズ本部であるタツミヤインターナショナルとの連携により、宿泊事業に加え、宇治や静岡の最高級有機抹茶・日本茶、関市・堺市の高級刃物、全国酒蔵との提携によるオリジナル日本酒の製造販売、美濃焼・九谷焼などの伝統陶器・和食器といった日本文化ビジネスとの連携も可能。
同社は、今後の展開について、短期(〜3年)で30棟、中期(3〜5年)で50棟、長期(5〜10年)では100棟以上および海外展開を目指すとしている。
辰巳屋
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