不動産フランチャイズの「ハウスドゥ」は、2023年3月7日にタイでのフランチャイズ加盟1号店がオープンしたと発表した。ハウスドゥFC本部である株式会社And Doホールディングスの持分法適用会社H-DO（THAILAND）Limitedが、Asahi Alex Asia Co.,Ltd（本社：タイ王国バンコク、代表者：石倉茂雄）とフランチャイズ契約を締結し出店に至った。
ハウスドゥは日本国内に700店舗を展開、国内1,000店舗、将来的にはアジア50,000店舗のフランチャイズチェーンネットワークを構築する「不動産コンビニ」構想の実現を目指している。その過程で、2019年2月にタイ現地合弁会社H-DO社を設立、2022年5月にはマスターフランチャイズ契約の締結、タイでのフランチャイズ展開を本格的に開始していた。
今回タイでのFC1号店をオープンしたAsahi Alex Asia社は、代表の石倉氏が、衛生面に課題のあるタイのトイレ事情を温水洗浄便座の販売を通して改善すること、また工期や品質管理が不十分なタイの建設現場の状況をリフォームを通して改革し人々の生活を豊かにしたいという思いを持ち2016年に設立された法人。
同社は現在、オフィス内装・住宅リフォーム業などを中心に事業展開しており、今後の成長を見据え、既存事業と相性の良い不動産事業に着目し契約に至った。
タイにおいても日本同様、コロナ禍からの景気回復が見込まれている。中古戸建住宅の取引は活況で、経済成長とともに不動産市場の伸長が期待されているという。一方で、不動産流通に関する法整備等は不十分な状況にあり、慣習的な不動産取引が行われているのも現状。そうした状況で、ハウスドゥの展開を通じてタイの不動産市場の発展・活性化に貢献していきたいとしている。
