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処方箋なしで病院の薬が買える薬局FC「オオギ薬局」新店舗が続々とオープン

フランチャイズ展開を行っている「オオギ薬局」は、5月12日に池袋店、5月21日に渋谷店をオープンした。現在、オオギ薬局は神田本店、新宿店、恵比寿店、蒲田店など東京を中心に出店を重ねている。

オオギ薬局は、「処方箋なしで病院の薬が買える」というキャッチコピーで、医療用の医薬品の一部を「処方箋なし」で直接販売する「零売」というサービスに取り組んでいる。神田本店を本部として、フランチャイズで店舗を展開。顧客は各店舗で共通の会員制となり、全店舗で相互に利用可能となっている。

医療用医薬品のおよそ半数は、一定の条件を満たせば、薬局での直接販売が可能であり、業界用語の販売用語で「零売(医療用医薬品販売)」と呼ばれている。ただし、医療用医薬品販売(零売)には、以下のような条件がある。

・医療保険の適応にならず自費になる
・通販不可、薬剤師での対面での販売
・個人使用として必要分に限る
・必要に応じて医療機関受診を勧める

オオギ薬局は、​2015年に東京都内で初の、零売を主な事業とする薬局として創業。2020年には恵比寿店、2021年には新宿店、2022年には蒲田店がオープンしており、このたび、池袋店、渋谷店がオープンすることになった。

まだまだ黎明期とも言える業態で、必要としてくれる方ひとりひとりに対して、責任もった対応をしてかかりつけの薬局、薬剤師になってもらいたいという思いから、店長となる薬剤師にオーナーとするFCでの展開を行っている。

神田本店にて数ヶ月の研修期間を経て、一定の水準に達した薬剤師のみを加盟店店長とする「暖簾分け」に近い制度をとっている。FC加盟店店長となる薬剤師の募集は、今年夏頃に再開を予定しており、HPやSNSで告知する。

オオギ薬局
https://ogiyakkyoku.com/