オンラインのフランチャイズビジネス専門誌

美容室経営のAshanti、スタッフの独立を支援するFC制度を開始

「amie(アミ)」「charme(シャルム)」などの美容室を展開する株式会社Ashantiは、美容師の独立支援の新しい形式のフランチャイズプロジェクト「FC2.0(エフシーニーテンゼロ)」をスタートし、10月に1号店「reboレボ」を神奈川県茅ヶ崎市にオープンした。

Ashantiでは、2026年までに200店舗達成を目指し店舗拡大を進めている。自社ブランドである「amie(アミ)」や「charme(シャルム)」などのサロンを月2〜3店舗のペースで新しいエリアに出店し、5年間で150店舗の出店を目指す計画を立てている。しかし新店舗出店のみを考えるのではなく、長期的に続く店舗を作ることを重要視しており、そのためにも独立志望のスタッフによる新ブランド開発をサポートする新プロジェクト「FC2.0」を立ち上げた。

FC2.0は、FCオーナーがオリジナルブランドで美容室を立ち上げられるフランチャイズパッケージ。FC2.0は、独立開業する美容師の店舗がAshantiグループ店舗となり、Ashantiが資金面や資源面でサポートする仕組みとなっている。Ashantiでは「スタッフファースト」を掲げ、スタッフに対する新たなキャリアパスの提案や効率だけにとらわれない店舗開発を行っていく。

自分の店を持ちたい美容師は、一般的な「FCオーナー」方式と、今回立ち上がったフランチャイズプロジェクト「FC2.0」方式の2つから選ぶことが可能。FC2.0では、店舗のFCオーナーが屋号を決められる。

第一号店として茅ヶ崎にオープンした「rebo(レボ)」

10月にオープンした1号店は「revolution(=革命)」と「beauty(=美容)」を掛け合わせた造語「reboレボ」に決定した。11月には、神奈川県川崎市にFC2.0の2号店のオープンを予定している。

独立して自分の店を持つことは多くの美容師が持つ夢であるが、巨大なマーケットの中では立場が弱く、仕入れルートの確保や管理部門の新設をはじめ課題が多いという。FC2.0では、資金調達や材料仕入れのルート確保、経理システムなどの支援を受けられる。既存ブランドでは対応できない顧客のニーズに応えながら、独立志望者の希望も叶えることが可能となったという。

株式会社Ashanti
http://ashanti-hair.com/

tag : #